Page 5 - Southern Taiwan Science Park 2021 Annual Report
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メーカーが投資を拡大する一方で、南科は環境保護にも手を抜かず、環境品質
モニタリング調査や調査情報の公開、メーカーの排出量管理の強化、ダイヤモン
ド級の環境配慮建築やメーカー各社の節水・節電の取り組みを合わせると、1年
間で5万トン以上の炭素削減となります。これは大安森林公園の年間炭素吸着量
33個分に相当いたします。同時にフレンドリーで安心できる職場づくり、保育サ
ービスや南科にある学校キャンパス内の授業の最適化、職場における公平性、平
等に対する意識の向上、南科運動会、春の芸術祭、結婚式、クリスマスパーティ
ーなど、さまざまな活動を実施していくことで、人々がワークライフバランスを
保ち、幸せで住みやすい環境が実現されるための取り組みも行っております。
今後、国際的な政治・経済の変化に直面していく中で、南科は産業のデジタ
ル変革を推進していくとともに、研究開発、およびイノベーションのハブを構
築してまいります。その上で、引き続き投資の活性化、ならびに産業の高度化
を促進し、フレンドリーな環境構築をすることにより、地域の繋がりを強化し
ていくことも目指してまいります。これらを実現することにより、サイエンス
パークの波及効果を促し、台湾政府が掲げている2030年技術政策ビジョン「イ
ノベーション、持続可能、包括的」を実現し、「秀逸で多様」「優れた生活」
「省エネ・持続性」という新タイプのサイエンスパークのモデルとなるよう、
これからも日々精進し、努力してまいる所存でございます。
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