Page 39 - Southern Taiwan Science Park 2021 Annual Report
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将来への展望
南科サスティナビリティの発展と産業クラスター
園区の活動エネルギー放出が、産業クラスター拡大化につながる
南科は行政院(日本の内閣に相当)と協力関係を構築し、産業革新や開発、デジタルインテリジェンス化が
進む世界動向の把握、および科学技術部(科学技術振興、工業区の発展に関するコンセンサス(合意)形成を
担当する機関)による2030革新・永続・包摂ビジョンの推進を行っております。また、科学技術による産業革
新をもとに、主要産業技術の研究開発を強化し、産業構造の転換や高度化を牽引する役目も担っております。
さらに、半導体、医療機器、航空宇宙産業や、その他産業のサプライチェーンで生じるボトルネックを解消
し、企業誘致を確固たる目標として定めることにより、科学園区における産業クラスター競争力の強化維持に
も努めております。
持続可能な運営確保のための無駄のない高品質なサービス
安定的な工業用地の供給を確保するため、園区の拡張、もしくは新たな科学園区を設立いたします。また同
時に、従来の水道水源の拡充、さらには再生水の利用も率先して行動に移していきます。これらと並行して、
短期・長期の電力供給戦略も段階的に遂行してまいります。その効果は、安定した工業用水と電力供給の確保
につながると考えております。これら高度な科学技術産業を取り入れることで、経済的生産価値および雇用機
会の創出も可能となることは間違いございません。上記の我々の目標が実現された時、南科による園区の持続
可能な運営ビジョンも同時に達成されていることでしょう。
親しみやすい環境作り、四大生命価値の重視
生産と開発が生態環境に及ぼす影響を極力減らすため、我々は4つの生命価値を重視いたします。まず節
水、次に節電、そしてグリーン電力、最後に植林などの環境保護政策です。我々はこれら四大生命価値を引き
続き重視し、推進してまいります。
一方、公共芸術は、地域文化および公教育を深めることを目的として実施し、園区と地域住民との距離感を
可能な限りなくしていくことを心掛けてまいります。さらに環境と人類が豊かになる要素と高品質な産業環境
を構築していくこともお約束いたします。
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