南部サイエンスパーク年間報告書2025

2025 SOUTHERN TAIWAN SCIENCE PARK

南部 サ イ エ ン ス パ ー ク 年 間 報 告 書

CONTENTS 目次 1 スマートアイランド、未来を創造する 産業の頂点、知が集まる南部サイエンスパーク 的確な誘致、広がるクラスター 展示会を架け橋に、新たな絆を 6 6 11 16 局長ご挨拶 4 2 2025南部サイエンスパーク年間報告書

2 高度人材が結集し、活力を注ぐ 産学医連携、絆を築く 人材育成、人材確保 根付く学力、卓越した実験中学 19 19 21 23 3 強固な基盤、サステナブルな未来 安全性の向上、働きやすい職場環境 省エネ浄水、低炭素化によるネットゼロの実現 環境に優しく、持続可能なサイエンスパーク 25 25 27 29 4 深まる文化、豊かな暮らし 機能の最適化、設備の革新 多様なライフスタイル、地域コミュニティとの交流 文化と歴史の継承、地域社会との共生 31 31 32 35 5 今後の展望 37 6 パークの沿革 38 3

2025年、南部サイエンスパークは30周年という大 きな節目を迎え、再び輝かしい新たな歴史を刻み ました。パークの売上高は3兆元に迫り、従業員数 は9万8000人を突破しました。かつて一面サトウキ ビ畑だった場所から始まった南部サイエンスパーク は、ハイエンド半導体製造と人工知能アプリケーシ ョンの開発を世界的に牽引する重要な拠点へと大き な変貌を遂げました。この栄誉は、単なる数字上 の成長にとどまるだけでなく、企業の長期的な革 新力、学術研究機関による継続的な研究開発能力、 そして中央政府と地方政府の連携による確固たる決 意を体現するものです。 国家が推進する「南台湾シリコンバレー推進プロ グラム」及び「AI新十大建設」という全体的な枠組 みの下、南部サイエンスパークの開発の勢いは拡大 し続けています。パークの区域は嘉義、台南、高 雄から屏東へと拡大し、パークの各新設・拡張プロ ジェクトは計画通りに、かつ高い品質で着実に進 展しています。私たちは、半導体を原動力として、 「産業のAI化」と「AIの産業化」を双軸に推進し、 あらゆる産業のスマート・トランスフォーメーショ ンを促し、台湾を「人工知能の島」とする国家ビジ 局長ご挨拶 智の集結:南部サイエンス パーク30周年 南台湾を先導する存在 4 2025南部サイエンスパーク年間報告書

2026.3 局長 ョンの実現に向け、邁進しています。ハイテク産業は南部で根付き発展を遂げ、強靭な技術産業コリド ーを構築するだけでなく、多様で安定した質の高いキャリアパスを生み出し、南部の学生が故郷で夢を 実現し、家族に寄り添い、「台湾に根ざす」という深い決意を果たすことを可能にしています。 南部サイエンスパークの価値は、常に土地への敬意と持続可能性への責任感に基づいて築かれていま す。2025年末までに推進が承認された「沙崙生態科学園区」は、テクノロジーの発展と自然環境の共存 共栄を象徴する重要なマイルストーンです。私たちは、科学的手法を用いて生物多様性を保護し、研究 開発の革新と生態系保全を両立させたモデルケースを構築し、人材が安心して身を投じ、自然と都市が 調和して共存できる持続可能な環境を整えることで、テクノロジーの発展が真に次世代の福祉に寄与す る力となるよう努めています。 30年という歴史的な節目に立つ南部サイエンスパークは、「製造の拠点」から「研究開発と設計の中 核」へ、そして産業クラスターからAI駆動のイノベーションエコシステムへと進化を遂げています。展 望としまして、今後も企業を支える強力な後ろ盾となり、グリーン・トランスフォーメーションとデジ タル・トランスフォーメーションの双軸を深化させ、コンピューティング・インフラを強化し、将来を 見据えたアプリケーション機能の展開を推進してまいります。南部サイエンスパークは、幸福で住みよ い街を目指し、地域社会と共栄し、環境と共存する、世界的なテクノロジーパークのモデルとなるよう 着実に歩みを進めてまいります。 5 局長ご挨拶

スマートアイランド、 未来を創造する 1 世界的なAIブームの高まりを背景に、南部サイエンスパークは2025年に目覚ましい業績を達成し、前年比34.3%増 の2.9兆台湾元を突破し、3兆台湾元の大台に迫りました。産業クラスターの引き寄せ効果もあり、新設の橋頭園 区、嘉義園区、屏東園区からの40社を含め、企業296社の入居が承認されました。パークの雇用者数は9万8513人 に達し、着実に増加し続けており、過去最高を更新しました。 産業の頂点、知が集まる南部サイエンスパーク 歴年売上高 単位:億元 2016 2020 2018 2022 2017 2021 2015 2019 2023 2024 2025 年 5,000 15,000 25,000 10,000 20,000 30,000 0 22,126.0 29,705.4 7,151.4 8,787.6 7,432.4 10,948.8 8,295.6 7,956.4 8,477.3 14,833.7 15,855.0 各産業の売上高 単位:億元 34.3% 総売上高 億元 29,705.4 2024年比の成長 集積回路 / 87.5% 25,991.7 光エレクトロニクス / 6.7% 1,975.0 精密機械 / 2.7% 808.3 コンピュータ及び周辺機器 / 1.8% 549.2 バイオテクノロジー / 0.5% 142.0 通信 / 0.6% 170.0 その他 / 0.2% 69.2 6 2025南部サイエンスパーク年間報告書

各産業の承認済み企業数 単位:社 全企業数 社 296 ● バイオテクノロジー / 28.4% 84社 ● 通信 / 5.4% 16社 ● コンピュータ及び周辺機器 / 4.0% 12社 ● 光エレクトロニクス / 16.6% 49社 ● 精密機械 / 26.7% 79社 ● 集積回路 / 14.9% 44社 ● その他 / 4.0% 12社 単位:社 歴年累計承認済み企業数 50 150 250 100 200 300 2012 273 284 2016 2020 2014 2018 2022 2013 2017 2021 2015 2019 2023 2024 2025 年 186 204 230 254 185 210 233 272 196 222 240 296 0 総貿易額 15,119.6億元 6,418.1 歴年輸出入額 単位:億元 1,000 0 3,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 2,000 4,000 2012 2016 2020 2014 2018 2022 2013 2017 2021 2015 2019 2023 2024 2025 年 3,845.8 1,739.0 4,780.5 1,162.3 5,254.0 2,643.7 4,698.0 2,661.7 4,250.8 1,940.7 5,768.8 4,160.5 3,084.7 4,152.0 4,161.8 1,095.2 7,289.9 5,946.9 4,476.6 1,667.5 5,091.8 2,099.2 7,241.5 2,882.8 8,701.5 輸入額 6,418.1億元 輸出額 8,701.5億元 2024年比の成長 49.3% 2,960.0 4,751.8 7 1 スマートアイランド、未来を創造する

単位:人 歴年従業員数 20,000 60,000 100,000 40,000 80,000 2012 2016 2020 2014 2018 2022 2013 2017 2021 2015 2019 2023 2024 2025 年 64,887 70,896 78,992 76,981 79,877 80,021 76,293 92,601 78,432 84,050 74,351 92,300 92,831 98,513 0 単位:人 從業員の教育レベル 総数 人 98,513 ● 学士 / 41,596 人 42.2% ● 高等学校 / 14,858 人 15.1% ● 修士 / 31,130 人 31.6% ● 専門学校 / 9,070 人 9.2% ● 博士 / 943 人 1.0% ● その他 / 916 人 0.9% 単位:人 各産業従業員数 総数 人 98,513 ● その他 / 5,300 人 5.4% ● 通信 / 3,104 人 3.1% ● バイオテクノロジー / 3,636 人 3.7% ● 集積回路 / 44,634 人 45.3% ●精密機械 / 12,320 人 12.5% ● 光エレクトロニクス / 24,937人 25.3% ● コンピュータ及び周 辺機器 / 4,582 人 4.7% 8 2025南部サイエンスパーク年間報告書

台南園区 / 1,127.7 ヘクタール (台南第三期 84.5 ヘクタールを含む) 借地率 99.2 % 承認済み企業数 155 社 すでに貸し出されている面積 566.8 ヘクタール 従業員数 77,216人 貸出可能面積 571.2ヘクタール 2025年売上高 28,551.3億元 進捗状況 台南園区第三期における公共事業開発が進められる中、工場建設用地 38.9 ヘクタールのうち、企業の急増する進出需 要に応えるため、30.5 ヘクタールを前倒しで提供し、インフラ整備と工場建設の同時並行を実現しています。 橋頭園区 / 262.4 ヘクタール 借地率 100 % 承認済み企業数 26社 すでに貸し出されている面積 14.3ヘクタール 従業員数 268人 貸出可能面積 14.3ヘクタール 2025年売上高 0.6 億元 進捗状況 橋頭園区における公共事業開発が進められる中、工場建設用地 155.4 ヘクタールのうち、企業の急増する進出需要に応 えるため、14.3 ヘクタールを前倒しで提供し、インフラ整備と工場建設の同時並行を実現しています。 高雄園区 / 567.0 ヘクタール 借地率 93.4 % 承認済み企業数 101社 すでに貸し出されている面積 230.2ヘクタール 従業員数 15,121人 貸出可能面積 246.5ヘクタール 2025年売上高 1,153.5億元 2社 拡張企業数 拡張企業数 1社 南部サイエンスパークの各園区の運営概況 9 1 スマートアイランド、未来を創造する

嘉義園区/ 177.6 ヘクタール (嘉義第二期基地 89.6 ヘクタールを含む) 承認済み企業数 拡張企業数 6 3 社 社 従業員数 985人 貸出可能面積 25.8 ヘクタール すでに貸し出されている面積 25.8 ヘクタール 借地率 100 % 進捗状況 1. 2025.6.13 第一期基地配水池建設工事が着工 2. 嘉義園区における第一期基地の公共事業開発が進められる中、工場建設用地 35.3 ヘクタールのうち、企業の急増する進 出需要に応えるため、25.8 ヘクタールを前倒しで提供し、インフラ整備と工場建設の同時並行を実現しています。 3. 嘉義園区第 2 期については、計画中です。 屏東園区 / 73.5 ヘクタール 承認済み企業数 8社 貸出可能面積 6.6ヘクタール すでに貸し出されている面積 6.6ヘクタール 借地率 100 % 進捗状況 屏東園区における公共事業開発が進められる中、工場建設用地 38.2 ヘクタールのうち、企業の急増する進出需要に 応えるため、6.6 ヘクタールを前倒しで提供し、インフラ整備と工場建設の同時並行を実現しています。 沙崙園区 / 531.8 ヘクタール 進捗状況 2025.12.30 設置計画案は行政院によって承認され、推進されています。 楠梓園区 / 182.6 ヘクタール 拡張企業数 1社 すでに貸し出されている面積 22.8ヘクタール 従業員数 4,923人 貸出可能面積 22.8ヘクタール 進捗状況 楠梓園区第一段階 29.8 ヘクタールにおける公共事業開発が進められる中、企業の急増する進出需要に応える ため、22.8 ヘクタールを前倒しで提供し、インフラ整備と工場建設の同時並行を実現しています。 % 借地率 100 10 2025南部サイエンスパーク年間報告書

企業誘致による資金導入 2025年、南部サイエンスパークには新たに20社が参入し、投資総額は322.3億元に達しました。そのうち4社は集積回路 産業で、投資額は230.6億元と、全体の7割以上を占めています。これらの企業のうち10社は精密機械産業で、その投資 額は62.8億元に達しました。また、4社はバイオテクノロジー産業で、投資額は4.9億元にのぼります。残る2社のうち 1社はコンピュータ周辺機器産業で、投資額は20億元、もう1社は光エレクトロニクス産業で、投資額は4億元となりま す。さらに15社による増資が行われ、増資額は39.7億元に達し、投資・増資の合計額は362億元に達しました。 六大産業クラスターの概要 集積回路産業クラスター 南部サイエンスパークは世界で最も完全なウェ ハファウンドリ産業のエコシステムを有してお り、台湾積体電路製造、聯華電子等の主要大手 メーカーによる牽引のもと、上流のIC設計、材 料、設備、部品、検査及びパッケージングに至 るまでのサプライチェーンの垂直統合の形で入 居を促しています。なかでも、メルク、ラムリ サーチ、東京エレクトロン及びインテグリス等 の有名外国企業は投資額を上乗せしています。 2025年、台湾積体電路製造の楠梓2ナノメート ル工場は量産を開始し、嘉義と台南の先進的な パッケージング工場も相次いで工場登記を済ませ、設備の搬入を開始しました。さらに、日月光、ナルコ、昱鐳応用材 料、三福化工の材料・パッケージングテストメーカー4社を新たに誘致し、投資額は230.6億元に達しました。 光エレクトロニクス産業クラスター 南部サイエンスパークは、完備されたTFT-LCD 産業の垂直統合サプライチェーンを強みに、次 世代ディスプレイ技術と半導体の分野横断的な 応用を積極的に推進しています。2025年、新た に威日光電を誘致し、ペロブスカイト太陽電池 の研究開発と製造に4億元が投資され、パークの 技術高度化とグリーンエネルギーの展開に新た な勢いをもたらしました。 的確な誘致、広がるクラスター ナルコの「ECOLAB 3D™水管理デジタルプラットフォーム」 威日光電と台灣鈣鈦礦が共同開発した「ペロブスカイト/シリ コン・タンデム型太陽電池」 11 1 スマートアイランド、未来を創造する

バイオテクノロジー産業クラスター 南部サイエンスパークのバイオテクノロジー産業は、ワクチン、製薬、検査試薬、歯科、整形外科、スマート医療機器、 美容医療等を基盤に、半導体及びICT産業の強みを組み合わせ、異分野融合による発展を推進し、ハイエンド医療機器及 びデジタル医療等のプレシジョン・ヘルス産業を積極的に展開しています。同時に、南部サイエンスパークはバイオ医薬 品の革新技術、細胞治療、エクソソーム、再生医療の研究開発への投資を継続しており、AIスマート製造に関連する応用 技術の導入を段階的に進めています。2025年、信天翁生物、高材生醫、澄交、網資の4社を新たに誘致し、総投資額は4.9 億元に達し、パークのバイオテクノロジー産業能力がさらに強化されました。 原子精製の「枚葉式ALD装置」(左)、亞立欣の「SCADAシス テム用のRTUリモートテレメトリユニット」(上) 精密機械産業クラスター 南部サイエンスパークの精密機械産業の発展は、大手半導体・光 電子メーカーによる投資と工場建設に伴い、サプライチェーンの 集積効果が形成されています。主に自動化・試験装置を製造して おり、パーク内の集積回路、光エレクトロニクス、航空宇宙産業 が必要とする新プロセスおよび自動化装置を支援するとともに、AI 制御とデジタルツイン技術の導入を加速させ、設備のインテリジ ェント化を加速し続けています。2025年、鴻海、キヤノン、原子 精製、亞立欣など10社を誘致し、投資額は62.8億元に達しました。 信天翁の「自動細胞光学検査装置」(左)と高材生醫の「骨補填材」(右) 12 2025南部サイエンスパーク年間報告書

コンピュータ及び周辺機器産業クラスター 南部サイエンスパークのコンピュータ及び周辺機器産業は、AIとハイパフォーマンス・コンピューティングのトレンドに 即し、サーバーやネットワーク機器のハードウェアとソフトウェアの統合に重点を置き、「産業のAI化とAIの産業化」の 推進に尽力しています。2025年、佰鼎などの企業を新たに誘致し、投資額は20億元に達しました。緯穎、鵬鼎、鈺邦、 亞達、智崴といった大手企業と共に、パークはデジタルトランスフォーメーションの推進力を継続的に強化しています。 通信産業クラスター 南部サイエンスパークの通信産業クラスターに は、智邦、国巨、啟碁などの大手企業が拠点を構 えています。AIネイティブネットワーク、6G、低軌 道衛星などの次世代トレンドを見据え、通信と半 導体の異分野融合を積極的に強化することで、通 信産業クラスターを拡大し、世界の先端産業との 連携を図っています。 緯穎の「OCP認定高拡張性マルチノードサーバー」 智邦科技のエッジコンピューティングサーバー 佰鼎科技のフリップチップボール グリッドアレイ(FCBGA) 活発な投資による南台湾テック・コリドーの強 靭化 凱舟濾材の本社ビルが着工 1月21日、凱舟濾材は橋頭園区において本社ビルの起工式を挙行 しました。同社は、バイオメディカルグレードの改質活性炭な どの特許ろ材技術を有しており、高い親水性と除菌性能を備え た製品を製造しています。また、欧州の多くの大手ライフサイ エンス企業から指定サプライヤーと認められており、国際的なハ イエンドバイオメディカルろ材市場における台湾の確固たる競争 力を示しています。 2025.1.21凱舟濾材、本社ビルの起工式 13 1 スマートアイランド、未来を創造する

台湾積体電路製造、2ナノメートル増産に向 けた上棟 台湾積体電路製造は3月31日、楠梓園区において2ナノメ ートル増産に向けた上棟式を挙行し、行政院の卓栄泰院 長は、世界のテクノロジーにおけるブレイクスルーを牽 引する重要な節目を自ら見届けました。同拠点の晶圓22 廠は、総面積28万平方メートルのクリーンルームを備え ています。生産能力を倍増させる計画により、先端プロ セスにおける主導的地位をさらに強化し、7,000人以上 のハイテク雇用を創出し、台湾の半導体産業の国際競争 力を継続的に強化していく見込みです。 台湾荏原第二工場が上棟 台湾荏原は10月16日、台南第二工場の上棟式を挙行しま した。露木聖一董事長が自ら主宰。同工場は着工からわ ずか1年足らずで上棟が完了し、台南における深耕への 自信を示すものとなりました。今後、日本製の設備と台 湾のウェハ製造における強力な連携を活かし、半導体サ プライチェーンの強靭性をさらに強化するとともに、グ ローバル展開を拡大していく見込みです。 2025.3.31 台湾積体電路製造楠梓園区2ナノメートル増産に向け た上棟式 2025.6.29 新特第一期工場オフィス棟の上棟式 2025.10.16 台湾荏原台南第二工場の上棟 新特第一期工場オフィス棟が上棟 新特系統は、ハイエンドなプローブカード用インターフ ェースの製造に注力しており、産業界の需要拡大を受 け、6月29日、橋頭園区にて第一期工場オフィス棟の上 棟式を挙行し、矽創グループにとって半導体テスト産業 界への初の進出となる重要な節目を迎えました。新工場 の完成後は、台湾の半導体テスト技術の能力がさらに向 上し、世界の半導体サプライチェーンに新たな勢いをも たらす見込みです。 14 2025南部サイエンスパーク年間報告書

メルク拡張新工場を稼働 2021年、ドイツ企業メルクは「向上進撃」計画 を発表し、台湾への投資額を170億台湾元積み増 すことを決定しました。2023年に高雄園区に電 子材料工場を開設したのに続き、2025年12月1日 に投資計画の第二段階の第一期工場棟稼働式典 が挙行されました。半導体材料分野における世 界的リーダーであるメルクは、高雄園区に世界 初となる大型半導体材料テクノロジーパークを設 立しました。薄膜、パターニング、特殊ガスな どの先端プロセスにおける重要な生産ラインを 網羅しており、台湾の半導体サプライチェーンと 連携することで、広範囲にわたる産業上のメリ ットをもたらすことが期待されます。 宇晨材料工場オフィス棟の建 設計画における上棟 宇晨材料は12月31日に上棟式を挙 行し、屏東園区への進出が承認され た最初の企業、そして同パークに工 場を建設する最初の企業となりまし た。これは屏東園区の発展にとって非 常に重要な意義を持ちます。同社は 高度な熱マネジメント材料と液体金 属技術に注力し、世界のAIチップ、半 導体先端パッケージングなどの産業 を支えています。新工場は2026年末 までに完工を予定しています。 屏東園区、半導体サプライチェーン 特区が稼働 「半導体サプライチェーン特区」が5月19日 に稼働し、行政院の卓榮泰院長と国家科学及 び技術委員会が共同で、南台湾のハイテク産 業の新たな章の幕開けに立ち会いました。同 特区は、スマート製造、資源リサイクル、テ ック工場建設に重点を置き、台湾積体電路製 造とそのサプライチェーンパートナーを誘致 し、強靭な産業クラスターを共同で構築する ことで、屏東を半導体Sコリドーにおける新た な主要拠点とする狙いです。 2025.12.1メルク第二段階投資における第一期工場棟の稼働式典 2025.5.19 屏東園区の「半導体サプライチェーン特区」稼働式典 2025.12.31 宇晨材料工場オフィス棟の上棟式 15 1 スマートアイランド、未来を創造する

国家高速ネットワーク計算センターのクラウ ドコンピューティングセンターが稼働 12月12日、国家科学及び技術委員会は台南園区にて「国 家高速ネットワーク計算センターのクラウドコンピュー ティングセンター」を稼働しました。賴清德総統が自ら 立会い、大規模なAI/HPCコンピューティング能力と国際 通信ノードを組み合わせたこの重要な基盤の始動を宣言 しました。「AI新十大建設」の重要な構成要素として、 同センターは今後、沙崙スマートイノベーションコンピ ューティングセンターを並行して運用し、南台湾ハイテ クコリドーの双核となる原動力を構築し、「人工知能の 島」と「均衡ある台湾」という構想の実現を加速させて いく見込みです。 Team Taiwan が米国 CES 2025 に登場 1月のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES 2025)において、南部サイエンスパークのス タートアップ企業は、国家科学及技術委員会の台湾テ ックアリーナ(TTA)「Team Taiwan」に参画し、そ の卓越したAI研究開発の実力を披露しました。沐谷科 技、翔安生醫、鴻躉が主導し、スマート携帯型空気清 浄フィルター、モバイル生体信号計測システム、全自 動太陽光パネルリサイクル設備など、さまざまなAIソ リューションが展示され、この国際イベントを通じて 台湾のスタートアップ企業のグローバル市場における 認知度を高めました。 独英への誘致活動による国際連携の構築 鄭秀絨局長は6月に代表団を率いて独英両国を8日間 訪問し、誘致・視察活動を行いました。視察では、 Zeiss、MVTec、Blueshift Memory、Edwardsなどの 企業へ訪問し、EUVの主要技術、インテリジェント ビジョン、半導体製造装置などの主要分野について 深い交流を行いました。また、テクノロジー見本市 Automatica 2025への視察を行うことで、AIとスマート 製造のトレンドを的確に捉えたことを図りました。今 回の訪問は、南部サイエンスパークが世界的なイノベ ーションのエネルギーと連携し、海外からの投資を誘 致する積極的な取り組みとなりました。 2025.1.7 国家科学及び技術委員会TTAブースの開会式、南部サイエ ンスパークのスタートアップ企業がTeam Taiwanに参加 2025.6.26 Blueshift Memory社のCEOと南部サイエンスパ ークの訪問団による記念撮影 展示会を架け橋に、新たな絆を 2025.12.12 賴清德総統、国家高速ネットワーク計算センターの クラウドコンピューティングセンターの稼働式典に出席 16 2025南部サイエンスパーク年間報告書

パークの精鋭と共に国際展 示会で存在感を発揮 2025年、南部サイエンスパーク管理局 は、その強力な産業牽引力と技術統合 の実力を発揮し、バイオメディカル、 自動化、半導体などの主要分野におけ るパークの精鋭企業を率いて、各国際 展示会で大きな存在感を示し、AIの産 業化と産業のAI化という具体的な成果 を披露しました。 7月の「アジアバイオテクノロジーエ キスポ」と12月の「台湾ヘルスケア エキスポ」において、南部サイエンス パークは新竹サイエンスパーク及び中 部サイエンスパークと二度にわたり連 携し、サイエンスパークパビリオンを 設置しました。。訊聯生技、亞洲基 因、亞果、艾克夏をはじめとするパー クの主要企業24社は、「AI+バイオ医 療クラスターの新局面」と「スマート 医療」をメインテーマに、診断試薬、 再生医療、デジタルケア、全世代のヘ ルスケアにおける総合的な成果を展示 し、南部サイエンスパークのバイオ医 療クラスターにおけるAI応用の卓越し た研究開発力と技術力を示しました。 ハイエンド製造では、8月にパーク精 鋭企業である態金、克瑪里、高健、榮 陞の4社が、「2025台北国際自動化工 業大展」に参加し、液態合金ピーニン グやターボ機械などの先端技術を展示 しました。また、会場に訪れた国家科 学及技術委員会の吳誠文主任委員 (大 臣に相当)に対し、説明やデモンスト レーション、意見交換を行いました。 9月には、台湾阿美特克、沛科、立創 などパーク企業12社が、「テクノロジ ーコリドー・AIスマート製造」をテー マにした「セミコン台湾2025」に参加 し、半導体材料、設備、部品などの展 示を行い、両展示会とも南部サイエン スパークのハイエンド製造の実力と技 術革新の成果を示しました。 2025.7.24 南部サイエンスパークの企業を率い、2025年アジアバイオテ クノロジーエキスポに参加 2025.12.4 国家科学及び技術委員会の呉誠文主任委員 (大臣に相当)が、台 湾ヘルスケアエキスポのサイエンスパークパビリオンの出展企業を視察 2025.8.20 国家科学及び技術委員会の呉誠文主任委員 (大臣に相当)が、台 北国際自動化工業大展の南部サイエンスパークブースを視察 2025.9.12 南部サイエンスパークの企業を率い、セミコン台湾2025に盛大 に登場 17

100 を超える外国訪問団を迎え、グローバルなプ ロモーション活動を展開 2025年、南部サイエンスパーク管理局は、科学技術外交を通じて 国際的な影響力を強化し、年間を通じて、国内外から合計108の団 体、総勢2,150人以上が訪問しました。訪問団には、米国、欧州、 アジアの政府代表のほか、米国在台協会や在台オランダ事務所など の団体組織が含まれ、国内外の訪問団との幅広い交流を通じて、南 部サイエンスパークの実力を世界に発信し強化することで、グロー バル展開における重要な拠点となることを目指しています。 その一環として、6月には、鄭秀絨局長は米国バージニア州からの 代表団を迎え、双方は人材育成、持続可能なエネルギー、主要産 業の発展に関する実践的な経験を共有し、台湾と米国のテクノロ ジー産業における実質的な連携を強化しました。7月には、ポー ランド経済開発技術省のミハウ・ヤロス(Michał Jaros)次官を迎 え、技術研究開発や国際協力の仕組みについて協議を行い、グロ ーバルサプライチェーンにおける台湾とポーランドの戦略的パー トナーシップを強固なものとしました。 一連の国際的な連携を通じて、南部サイエンスパークは台湾の研 究開発能力を外交の原動力へと見事に転換させ、世界をリードす る南部サイエンスパークの技術力を世界に示しました。 2025.2.14 米国在台協会による南部サイエンスパーク の訪問 2025.6.10 南部サイエンスパーク管理局の鄭秀絨局長 と米国バージニア州経済開発機構のアンティエ・アブ ショフ(Antje Abshoff)対外投資担当副総裁との会談 2025.7.3 南部サイエンスパーク管理局の鄭秀絨局長と ポーランド経済開発技術省のミハウ・ヤロス(Michał Jaros)次官との会談。 日本での誘致活動によるサプライチェーンの強化 8月には、鄭秀絨局長が自ら陣頭指揮を執り、 「研究開発の実施、現地生産、人材育成」を核心 とし、川崎重工、日立製作所、三井化学、キヤノ ン、東京エレクトロンなどの半導体・精密機械大 手企業を訪問しました。また、北海道大学の学術 部門も訪問し、台湾の先端プロセスの優位性を紹 介するとともに、日本企業に台湾への研究開発・ 製造拠点の設立を促し、半導体サプライチェーン の強靭性を強化しました。 2025.8.26 日本での誘致活動による川崎重工への訪問 18 2025南部サイエンスパーク年間報告書

バイオメディカルリソースを南部へ拡 大し、サービス提供能力を倍増 2024年以来、バイオテクノロジーセンターは「南部 精密医療産業推進サービスプラットフォームプロジ ェクト」を受託し、南部サイエンスパークの84社の バイオテクノロジー企業に対し、法規に関するガイ ダンス、異分野の連携、市場拡大サービスを提供し ています。南台湾におけるサービス提供能力を拡大 するため、2025年5月13日に南部オフィスを開設しま した。これは、研究開発およびマーケティング資源 を南部に拡大することを象徴しています。今後は、 地域の医療資源との連携を強化し、現場実証と技術 統合を促進することで、台湾南部におけるスマートヘルス産業の発展に新たな時代を切り開いてまいります。 産学研の連携を促進し、新興テクノロジーの研究開発を奨励 パーク企業の異分野の技術協力を促進し、学界の研究開発能力を活用し、新興テクノロジーの研究開発を促すため、2025 年度の「南部サイエンスパーク新興テクノロジー応用プログラム」では10件に対し補助を行いました。対象は精密医療、 スマート機械、次世代積層光電技術(次世代積通光電(次世代半導体、先端通信、光エレクトロニクス、コンピュータ及 び周辺機器))の3大分野の技術に跨り、補助金の総額は5,021万台湾元に対し、受給企業に研究開発費として約5,952万台 湾元の投資を誘発しました。 南部サイエンスパーク起業工房による新た なスタートアップ誘致とパークの活性化 2025年、南部サイエンスパーク起業工房では、「復癒 生醫」、「偵脈科技」、「解智能資料梳理」、「天燈科 技」、「新立資訊」、「盈展開發科技」、「緯安醫電」の 7社を新たに誘致しました。これらのスタートアップ企業 は、バイオテクノロジー、医療、人工知能、サイバーセキ ュリティ、ドローン技術、先端材料など多岐にわたる分野 の技術を有しています。これは、南部サイエンスパークの 可能性と時代のトレンドに対応する創造力を示すものであ り、さらには南部サイエンスパークに多様な新たな活力を 注ぐものとなります。 産学医連携、絆を築く 2 2025.8.1南部サイエンスパークのスタートアップ企業で ある新立資訊の南部オフィス開所式でのテープカット 2025.5.13 バイオテクノロジーセンター南部オフィスの開所式 高度人材が結集し、 活力を注ぐ 19 2 高度人材が結集し、活力を注ぐ

南部サイエンスパークスタートアップが 100 万 元の賞を獲得、グローバル市場への飛躍をサポ ート 南部サイエンスパーク起業工房は、高雄医学大学の「iFlow Lab」と「優虎生技」の両チームを支援し、国家科学及び技術 委員会の2025年FITIプロジェクトにおいて、宏碁継承賞と100 万元の賞金を獲得しました。また、他の複数のチームも起業潜 在力賞を受賞し、南部サイエンスパークのスタートアップ企業 の実力の高さを示しました。さらに、8月には「南科LINK來聚 匯」というビジネスマッチングイベントが開催され、艾克夏や 亞果を含むパークの12社が一堂に会し、資金調達、国際認証、 流通チャネル戦略に関する個別マッチング商談を行い、資源の マッチングと協力を通じて、企業の市場競争力を高め、共に国 際市場への進出を図りました。 AI_ROBOT自造基地による企業のスマート転 換を支援 2025年、AI_ROBOT自造基地は12のスタートアップ企業とメー カー間の商談を仲介し、技術協力に関する2件の意向書を締結 し、技術開発に関する3件の商業受注を実現しました。また、 各企業が政府の助成金や補助金資源を獲得できるよう支援しま した。当基地は技術交流会や政策説明会を通じて、テクノロジ ー応用の事例を普及させ、センサー技術やAIアルゴリズムを活 用して、製造プロセスの最適化、品質予測などの面で産業界が重要な進歩を遂げられるよう支援し、他へも展開可能なス マート製造ソリューションを形成しています。さらに、「KISS SCIENCE」などのイベントを通じて、若い世代にも展開し ています。 AI と宇宙技術の交流による南台湾における産学連携の促進 9月25日、南部サイエンスパーク管理局、国立成功大学、南部サイエンスパーク産学協会は、「南台湾AI研究開発成果及び 技術人材交流会」を共同で開催し、産官学研から約200名の代表者が集いました。このイベントでは、47件のAI技術の成果 が紹介され、40件の産学マッチングが成功するなど、南台湾におけるAI社会実装の力強い勢いが十分に示されました。 さらに、南台湾における宇宙技術産業の潜在力を育むため、屏東県政府と連携し、7月と12月に宇宙産業フォーラムを開催 しました。両フォーラムには、産官学研の代表者60名以上が参加し、ロケットや衛星産業の発展といった課題について議論 が交わされました。屏東園区が、将来的に台湾の宇宙産業の発展を支える重要な原動力となることが期待されています。 2025.6.25 南部サイエンスパークのiFlowLabをはじめとする 複数のスタートアップ企業が、FITIプロジェクトで高評価を 獲得 2025.10.21 AI_ROBOT自造基地による政府最新支援資源の 共有と企業への転換支援 2025.9.25 南台湾AI研究開発の成果と技術人材交流会 2025南部サイエンスパーク年間報告書 20

産学連携による産業人材の育成と確保 嘉義、橋頭、屏東の各新設園区の発展に必要な 人材を確保するため、園区の産業発展を主軸 に、周辺の大学と連携し、人材育成を行ってい ます。2025年には、半導体パッケージング、精 密医療、スマート製造、先端材料、宇宙技術、 異分野人材といった主要分野を含む9つの研修コ ースが開講されました。また、新設パークの企 業と周辺の学校との連携を促進し、将来の産業 に必要な専門人材の早期確保と育成を推進して います。 産学訓プロジェクトによる高屏地区の産学連携の促進 南部サイエンスパーク管理局は、国立中山大学に「2025-2026年度 南部サイエンスパーク産学訓プロジェクト」の実施を 委託しました。2月7日には、高雄園区で「2025年度 南部サイエンスパーク 新年産学人材マッチング茶話会」が開催され ました。8つの学校が招待され、パークの17社に対し、各校が人材育成案を紹介しました。産学の代表者約40名が熱心に 交流し、産学連携の機会を促進しました。 南部サイエンスパーク就業ドリーム・フェスティバル 5月23日、高雄園区にて「2025年南部サイエンスパーク就業ドリーム・フェスティバル」が開催され、産・学・官の各界 が一堂に会し、産学交流と人材マッチングの促進を行いました。このイベントには、南部サイエンスパークから18社が 採用活動に参加し、また、10校以上の大学から約300名の学生が熱心に参加し、会場は活気に満ちた交流の場となりまし た。南部地域の若者たちがテクノロジー産業への理解を深められるよう支援し、学生たちが勇気を持って夢を追い求め、 南部で夢を実現するよう後押ししています。 人材育成、人材確保 2025.8.20「半導体パッケージング技術入門」コースの開講式 2025.5.23 南部サイエンスパーク就業ドリーム・フェスティバル 21 2 高度人材が結集し、活力を注ぐ

台湾就業通 雲嘉南地区就職博覧会 「2025年雲嘉南地区就職博覧会」が7月に国立成功大 学で開催されました。労働部の洪申翰部長、台南市の 黄偉哲市長、南部サイエンスパーク管理局の鄭秀絨局 長が出席し、政府が人材育成と職場におけるジェンダ ー平等に高い関心を寄せていることが示されました。 緯穎智造、台灣神隆、聯亞科技などパークの7社が積 極的に呼応し、400件以上の優良な求人情報が公開さ れ、多くの求職者が詰めかけました。南部サイエンス パークは、地方自治体や学術研究機関との緊密な連携 を通じて、多様な人材のマッチングに成功し、パーク の産業発展に安定した勢いをもたらしています。 将来のテクノロジー人材を 1000 人近く育成補助 2024年度(2024年7月から2025年8月まで)「サイエンスパーク人材育成補助計画」は計11校の学校を補助する15件のプロジェ クトを採択しました。これにより、ハイテク産業の将来の人材を対象とし、学生延べ981人を育成しました。79人がパーク の20社の企業で実習に参加し、うち32人が引き続き採用され、学生の資格取得を133件支援しました。また、これにより産 学連携、特許権取得等の副次的効果も20件実現しました。 南部サイエンスパークで夢を追う・北 部の青年南部で就職 10月17日、国立台北科技大学および南科産学協会と の共催で、「2025年南部サイエンスパークで夢を追 う・北部の青年南部で就職」と題した人材募集イベ ントが開催され、南部サイエンスパークの企業5社が 北部へ人材を募集するために招かれました。このイ ベントには10校以上の大学から200名ほどの学生が 熱心に参加し、北部の若者たちが南部サイエンスパ ークを訪れ、キャリアを切り拓き、夢に向かって挑 戦することを期待しています。 少年A+!就職環境参観 台湾全土の大学生が、南部サイエンスパークの産業 環境や雇用資源についてより深く理解することを目 的として、毎年、大学生を対象とした夏季見学イベ ントを実施しています。 2025年の「A+人材!稼げる世界へ」では、パーク の半導体サプライチェーンを支える濾能、帆宣、新 揚、メルクの各社を訪問しました。また、南科考古 館やバイオ医療旗艦館へも訪問し、若手学生と南部 サイエンスパークの企業との架け橋となり、産業革 新の鼓動を間近で体感できる機会を提供しました。 2025.10.17「南部サイエンスパークで夢を追う・北部の青年南部で就 職」人材募集イベント 2025.8.15「A+人材!稼げる世界へ」のイベント、帆宣南部サイエンスパ ーク事業所を訪問した学生たち 2025.7.26「2025年台湾就業通 雲嘉南地区就職博覧会」開幕式 22 2025南部サイエンスパーク年間報告書

南科実験中学 2025 年度進学ガイド 根付く学力、卓越した実験中学 パーク内の各実験中学における豊富な成果 南科実験中学、嘉科実験中学、屏科実験中学は、十二年国民基本教育を深く浸透させ、多様な授業、実践的な探究活動、 異分野学習を通じて、学生の多面的な知識と資質を育成し、テクノロジーとイノベーション能力を重視することで、テク ノロジーを根付かせ、発展させていくという教育理念を具体的に実践しています。これら3校は、サイエンスパーク、地 元企業、大学などの資源を積極的に活用し、学生が語学、音楽、スポーツ、科学などの競技会に参加することを奨励して います。さらには、「GreenMech世界機関王競技会」、「クリエイティブ・メカニズム・コンテスト」、「サイエンス・ リトル・メーカー」などの競技会で優れた成績を収めているほか、「FRC国際ロボット競技会」にも参加し、高度な挑戦 において実践的な経験を積んでいます。同時に、「全国科学普及列車」にも参加し、科学教育を推進しています。学生が 科学普及教師として活動し、学習成果を社会にフィードバックすることで、将来の科学技術人材の育成における科学技術 実験中学の教育的価値と影響力を示しています。 2025.8.23 南科実験中学のFRC6998チ ームが、AMD Impact and Inspiration Awardで1位を受賞。写真は、審査員で ある教授陣にロボットの設計と実験方 法を説明している機構チームの学生 2025.8.22 嘉科実験中学の高校生が、中 華民国物理学会主催の論文コンテストで 全国1位を獲得 2025.8.15 屏科実験中学のロボットチー ムが、韓国で開催されたFIRAロボット ワールドカップで総合優勝を果たし、 個人競技でも1位と2位を獲得 ● 海外大学合格 1 人 / 0.9% ● 国立台湾大学、国立清華大学、国立政治大学、国立交通大学、 国立成功大学 13 人 / 11.4% ● 国立中央大学、国立中正大学、国立中山大学、国立中興大学:22 人 / 19.3% ● 医療関連部(医学、歯学、薬学、中医学、看護学など):15 人 / 13.2% ● その他国立大学及び医学関連学科 39 人 / 34.2% ● その他(私立大学、又は未進学)24 人 / 21.0% 229人 合計 114人 合計 ● 南科実験中学、国立台南第一高等学校、国立台南女子 高等学校 90 人 / 39.3% ● その他の公立高校 83 人 / 36.3% ● 公・私立の情報・工業、商業高校:23 人 / 10% ● 私立高等学校:20 人 / 8.7% ● 高等専門学校とその他 13 人 / 5.7% 2025年度 中学部卒業生 2025年度 の高校卒業生 23 2 高度人材が結集し、活力を注ぐ

実験中学の新時代の幕開け、テクノロジー学府の創造 嘉科実験中学は3月25日、校舎新築工事の起工式を執り行いました。校 地面積は8.5ヘクタールで、小学校、中学校、高等学校、バイリンガル スクール、幼稚園、体育館、図書館、寮、景観設備、運動場などが含 まれます。第一期校舎建設工事は2026年7月に完工する予定であり、 全エリアの完工は2028年を予定しています。 高科実験中学は11月10日に開校式が執り行われました。第一期生とな る新入生は小学部門67人と中学校部門42人です。新校舎が完成するま では、一時的に右昌国民中学の校舎を借用しています。また、12月16 日には校舎新築工事の起工式が執り行われました。敷地面積は6.53ヘ クタールで、幼稚園、小学校、中学校、高校、バイリンガル部、図書館、多目的ホール、体育館、屋根付き運動場、運動 場、景観設備などが含まれ、校舎建設工事は2028年5月に完工する予定です。 異文化理解の深化、グローバルな視野の 開拓 南科実験中学、嘉科実験中学、屏科実験中学は、活発な 国際交流を行い、国境を越えた教育協力体制を確立し、 学生の視野を広げ、国際的な人材を育成し、学生の異文 化体験を深め、英語の口頭表現能力を向上させるととも に、姉妹校との長期的な協力基盤を強化し、学校のブラ ンドイメージと国際的な認知度を高めています。 2025.3.25 嘉科実験中学校舎建設工事の起工式 2025.4.18 嘉科実験中学中学部の学生とパキスタン・ ハイデラバードのFoundation Public School Autobahn Campusとの交流 2025.4.20 南科実験中学吹奏楽団は、石川県吹奏楽連盟から招待を 受け、同県で開催された2025年友好音楽会の唯一の海外参加団体 となりました。 2025.6.10 屏科実験中学と米国ワシントン地区との交流、国際 的な対話力を着実に育成 2025.11.10 高科実験中学の開校記念式典 24 2025南部サイエンスパーク年間報告書

労働安全衛生及び環境保護月間、安全・健康・グリーン園区の実現 「労働安全・環境保全月間」は、多様な活動を通じて、パークの強靭性と持続可能性への意識を深く浸透させます。2025 年、台南園区は複合災害とドローン対策に重点を置き、対応訓練のリアリティの向上を図りました。高雄園区は、テクノ ロジーを活用した救助防災力を示し、リモコン式放水銃搭載車やドローンを導入したほか、路竹における高雄秀伝紀念病 院との連携により、初めて医療資源との連携を行いました。 防災訓練に加え、南部サイエンスパーク管理局はヒガシメンフクロウの生態観察ウォークとサイクリングツアーを企画 し、環境教育と健康増進を日常生活に取り入れました。先端技術を活用した災害救援から自然生態系への配慮まで、南部 サイエンスパークは官民連携を通じて職場の安全と企業の永続を具体的に実践し、安全で健康的かつ環境に配慮したテク ノロジーパークのロールモデルを構築しています。 安全性の向上、働きやすい職場環境 2025.10.30 台南園区での防災訓練火災時の散水防護(左)、2025年11月15日のサイクリングツアー(右)。 サイエンスパーク施設管理及び労働安全・環境保全技術セミナー 2025年10月、南部サイエンスパーク管理局とパークの同 業組合が「サイエンスパーク施設管理及び労働安全・環 境保全技術セミナー」を共催しました。「パークのスマ ート管理」をテーマとし、水資源、環境の永続、安全衛 生など5つの主要分野を結びつけ、論文コンテストと深い 意見交換を行いました。本会では、台湾積体電路製造、 中鋼、日月光などの企業から専門家を招き、製造工程の 最適化やエネルギー管理におけるESGの実践経験が共有さ れました。産官学研の集合知を通じて、南部サイエンス パークは「高効率・低排出」のグリーン製造モデルの構 築を加速させ、スマート化と持続可能なガバナンスにお ける世界的な競争力を確固たるものにしています。 2025.10.31 2025年サイエンスパーク施設管理及び労働安全・ 環境保全技術セミナー 3強固な基盤、サステナブルな未来 25 3 強固な基盤、サステナブルな未来

XR シミュレーショントレーニングセンター、高雄から嘉義にまで拡大 労動部及び職業安全衛生署との連携により、高雄園区に「労 働安全衛生マルチ体感型エクステンデッドリアリティ(XR)エ リア」を設置し、VR、MR等の先端技術を利用して、高所作 業車やクレーン操作等のハイリスク作業をシミュレートする ことで、労働者は安全な環境でインタラクティブ且つ没入感 のある教育訓練を受けることが可能です。これにより、職場 の危険察知能力を効果的に高め、労働災害発生の低減を実 現しています。さらに、嘉義園区の施工安全を向上させるた め、2025年9月、同園区にXRシミュレーショントレーニング センターが設置され、より多くの作業員がその恩恵を受けら れるようになりました。2025年、高雄と嘉義のトレーニン グセンターにおいて、合計155回の訓練プログラムが実施さ れ、延べ4,715人が参加しました。 多様な防護体制の推進 2025年、南科実験中学や台南地方検察署と連携し、AIによる ディープフェイク(Deepfake)技術を用いた詐欺防止啓発キ ャンペーンを実施するなど、多様な防護活動を積極的に推進 しました。専門検察官による事例共有を通じて、青少年のオ ンラインリテラシーと自己防衛意識の向上に成功しました。 保安警察隊は、様々な活動を通じて交通法規の普及や防衛運 転を積極的に推進し、法令遵守の意識向上を図っています。 パークの建設現場においては、「検査、啓発、指導」の三段 構えの戦略を採用することで、事業単位による自主管理と防災体制の整備を促しています。 2025 年南部サイエンスパーク優秀人材及び優良事業所に対する表彰式 5月には、「優秀従業員」「職場平等」「労働安全衛生」「環境保護」などの、複数の年度賞を初めて統合し、コンサート 形式の盛大な表彰式を実施しました。本式典は、「南部サイエンスパークの栄光、永続的な発展」をテーマとしたもので あり、48名の優秀人材と17の優良事業所が表彰され、パークのパートナーによる人間中心の配慮、社会的責任、環境保護 への卓越した貢献が称えられました。 2025.5.14 南科実験中学における「AIによるディープフェイク 技術を用いた詐欺、児童への性的搾取とネット恋愛詐欺の防 止」と題した防犯啓発活動 2025.9.19 南部サイエンスパーク管理局の鄭秀絨局長が嘉義園 区のXRシミュレーショントレーニングセンターを視察 2025.5.23 2025年南部サイエンスパーク優秀人材及び優良事業所に対する表彰式 2025南部サイエンスパーク年間報告書 26

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